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大相撲の懸賞金の仕組みや受け取り方は?いくら?最高金額は?、かけ方は?2025年5月場所ランキング

大相撲のあれこれ
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こんにちは。りんご桜です。

大相撲のテレビ観戦をしていると、気になってしまうのが「懸賞金」。
何本もの懸賞旗で、「取り組み前の力士の顔が見えないよ」と思ったことも、しばしば。
大相撲の懸賞金の仕組みや受け取り方や勝った力士が土俵で受け取るのは金額は?過去最高金額、そしてかけ方、また懸賞金をかける企業が増えたことについて解説していきます。





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大相撲の懸賞金の仕組み、どこから?懸賞金ルーツ?

懸賞金の仕組み・どこからもらえるの?

さて、気になるのは懸賞金の仕組みですよね。企業などが懸けることができる懸賞金は、1本7万円(税込)と決まっています。でも、このうち1万円は、日本相撲協会が手数料として受け取ります。

懸賞のルーツは平安時代!

相撲の懸賞の歴史は、なんと平安時代までさかのぼります。当時は、お金ではなく米などの農作物が懸けられていたそう。時代とともに、懸けられるものは弓や矢、江戸時代には観客が身に着けている羽織など、様々なものに変化していきました。

懸賞金制度がスタートしたのは?

現在の懸賞金制度がスタートしたのは、1949年1月場所から。それまでは、観客が土俵に投げ込んだものを力士にご祝儀として渡す、という風習が一般的でした。しかし、旧両国国技館の開館とともに、この風習は禁止されてしまったんです。

引退する際に、税金を差し引いた金額が退職金と一緒に支給される仕組み。力士たちは、しっかりと税金を払っているんですね。懸賞金は、単なるご祝儀袋の中身ではなく、力士の将来に関わる大切な仕組みだったんですね。



大相撲の懸賞金、勝った力士が土俵で受け取るのはいくら?

大相撲の懸賞金、勝った力士が土俵で受け取るのはいくら?

勝った力士が土俵で受け取るのは6万円…?と思いきや、あのご祝儀袋に入っているのは1万円なんです。

実は、2025年3月場所までは、懸賞金1袋に3万円が入っていました。

懸賞金は1本7万円で、そこから協会手数料の1万円が引かれ、勝った力士が6万円を受け取ります。これまでは、そのうち3万円が積み立てられ、残りの3万円が土俵で、行司さんから手渡されていました。だから、もし懸賞が50本もかかった取組で勝つと、その場でなんと150万円もの現金を手にしていたことになるんです!

2025年5月場所からの変更点

土俵上では、懸賞金1袋につき1万円をもらい、2万円は力士の銀行口座に振り込まれるようです。

変更理由は、十両以上の力士で構成される力士会から、「大量の現金を所持するのは盗難の恐れがある」という声が上がっていたようなんです。確かに、懸賞金がたくさんかかっている取組だと、勝った力士は文字通り札束を抱えることになるわけですから、心配になるのも無理はありません。

一部ではキャッシュレス化の提案もあったとか!時代の流れを感じますね。
5月場所が始まる2日前の発表で、急な変更ため、力士の皆さんも少し戸惑うかもしれませんね。

協会担当者の方も「セキュリティーに配慮した」とコメントされています。これで、力士の皆さんも安心して本場所に臨めるようになるかもしれませんね。

2025年5月場所初日を終え、それぞれ力士の反応は?

横綱豊昇龍は結びで勝ち、この日最多となる54本の懸賞を獲得。それでも「そこを意識している場合じゃない」と厳しくコメントした。

大関大の里は、39本の懸賞の束を受け取った。付け人の花の海は「軽いですね~」。

12本を獲得した尊富士は「この世の中なので、新しいルールはしょうがないですね。キャッシュレスの時代なので」と、若者らしく反応した。

欧勝馬は、懸賞袋の重さについて「全然気にしてない。変わんない」。いつもは千秋楽を終えてから、まとめて開封するという。

2本にとどまった一山本は「もらえる額が一緒なら、僕はどっちでもいい」と現実的に受け止めていた。

引用:2025年5月11日 日刊スポーツ

確かに、一山本が言ったとおり、力士にとってはもらえる金額は変わらないので、どちらでもいい話かもしれないですね。土俵上の現金のやり取りは、相撲の風物詩の一つでもありましたが、時代の変化とともに変わっていくものなのかもしれません。新しい懸賞金の受け渡し方法に注目していきたいと思います。

力士にとっては、懸賞金より、一日一日の取組で自分らしい勝ち方で、白星をとることが重要なのかもしれません。

 

大相撲の懸賞金・受け取り方がある?(動作・手の動き・心と書いている?)

なぜ手刀を切るのか?神様への感謝が込められた伝統

相撲の懸賞金を受け取る際の3回の手刀には、古くから伝わる神様への感謝の気持ちが込められています。

左:神産巣日神(かみむすびのかみ)
右:高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
中央:天御中主神(あまみなかぬしのかみ)
これらの神様は、なんと古事記に登場する五穀の守り神!力士たちは、土俵上でこれらの神々に感謝を捧げているんですね。

「心」を書くのは本当?

「懸賞金を受け取るときに『心』という字を書く」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。確かに、昔は力士がご祝儀袋に「心」の文字を書いていたという記録も残っています。初代・若乃花がその習慣を復活させたことで、一時的に流行したこともあったんですよ。

しかし、昭和41年に日本相撲協会は、左、右、中央という順番で手刀を切ることを正式な作法として定めました。そのため、現在では「心」を書くことは一般的ではありません。

現代でも変わらない感謝の気持ち

時代は変わっても、力士たちが懸賞金を受け取るときに、心の底から感謝していることは変わりません。3回の手刀を通して、日々の稽古の成果や応援してくれる人たちへの感謝の気持ちを表現しているのでしょう。

相撲の懸賞金の受け取り方一つとっても、こんなに奥深い歴史と意味があるんですね。次の観戦の際には、力士の手刀に注目して、その背景にある思いを感じてみてはいかがでしょうか?



大相撲の懸賞金・過去最高金額は?旗が何本?

<過去の取組別ランキング>

1位63本  霧島×琴ノ若(現・琴櫻)(2024年1月場所14日目)
2位61本  白鵬×鶴竜   (2015年1月場所千秋楽)
2位61本  鶴竜×照ノ富士 (2015年9月場所千秋楽)
2位61本  稀勢の里×鶴竜 (2016年5月場所14日目)
2位61本  白鵬×稀勢の里 (2017年1月場所千秋楽)
2位61本  稀勢の里×御嶽海(2017年5月場所5日目)
7位60本  貴景勝×徳勝龍 (2020年1月場所千秋楽)

1位の霧島と琴ノ若の取組は、なんと63本。懸賞旗を持った呼び出しが土俵を4周も周ったことも話題になりました。
そして、10秒ほどの一番で、勝った琴ノ若は189万円を手にしました。1秒18万9千円。夢があると思いませんか?



大相撲の懸賞金・個人では誰?ランキングも発表

<年間個人ランキング>

1位 2,111本 白鵬 (2010年)
2位 1,990本 白鵬 (2012年)
3位 1,932本 白鵬 (2014年)
4位 1,728本 白鵬 (2015年)
5位 1,613本 白鵬 (2009年)

なんと1位から5位すべて白鵬!懸賞金だけで6,330万円なんて、言葉になりません。
ベストテンをみても、朝青龍(2017年)が1,525本で7位に入りましたが、それ以外は、すべて白鵬でした。
懸賞をかけたいと思わせてしまう白鵬の相撲。何年も変わらず人気を博し、日々の努力を積み重ねた証しですね。




大相撲の懸賞金のかけ方は?(企業は?個人は)

大相撲 日本相撲協会のホームページによると、幕内の取組にのみ、希望の取組、応援している力士の取組に懸賞をかけることができるそうです。

申込本数は1日1本以上、1場所15本以上から申し込めますが、企業のみで個人では申し込めません。確かに、個人名が書いてある懸賞旗は見た記憶がないですね。
しかも1場所で、7万円×15本=105万円。懸賞旗は自前で、製作費に約7万円かかるそうです。

懸賞金は個人はだめで、企業でも1本だけではだめなんですね…。きびしいです。




大相撲の懸賞金をかけたポール・マッカートニー?

ただ今までに、特例で個人の申し込みを許された人物がいるのです。

それは、あの世界的に有名なポール・マッカートニーさん。

相撲好きで知られているポール・マッカートニーさんは、2013年に来日した際に九州場所を観戦。なんと、当時発売されたアルバム「NEW」を宣伝する懸賞旗を急遽作り、3日間5本ずつ、懸賞金をかけたそうです。すべて特例のVIP待遇!

館内アナウンスでは「ポール・マッカートニー、NEW発売中」と5回連呼され、会場は盛り上がったそうです。
日本相撲協会がこんな粋なはからいをしたのは、すごいこと。

ぜひ、今後もこのようなことをやってほしいですね。期待してます。




大相撲の懸賞金・2025年5月場所ランキング

順位 力士名 勝敗 懸賞累積本数 懸賞累積金額
1位 豊昇龍 12勝3敗 509本 3054万円
2位 大の里 14勝1敗 470本 2820万円
3位 霧島 11勝4敗 165本 990万円
4位 王鵬 6勝9敗 143本 840万円
5位 琴櫻 8勝7敗 140本 858万円
6位 若隆景 12勝3敗 117本 840万円
7位 大栄翔 10勝5敗 112本 672万円
8位 欧勝馬 10勝5敗 107本 642万円
9位 明生 9勝6敗 77本 462万円
10位 熱海富士 8勝7敗 75本 450万円

やはり、横綱には、懸賞金がかけられる本数もちがうので、優勝した大の里よりも懸賞金をたくさんもらってますね。大の里が横綱になったら、豊昇龍との懸賞金争いも楽しみですね。

 

大相撲の懸賞金・ついに過去最高?

2025年初場所の大相撲初場所の懸賞金が、なんと過去最高を記録したことがわかりました!過去最高だった昨年秋場所の2618本からなんと2955本もの懸賞金が寄せられました。337本も増えた数字です。

結び 415本
琴桜 223本
大の里 209本
欧勝馬 129本
結び前 123本
翠富士 115本
霧島 114本
御嶽海 113本
王鵬 106本
豊昇龍 102本
照ノ富士 93本

引用:2025年1月11日 デイリー

琴桜の綱取りへの期待: 大関の琴桜関が、横綱昇進に向けて大きな注目を集めていることが大きな要因の一つです。
スピード出世の大の里: スピード出世で大関に昇進した大の里関も、多くの注目を集めています。
・欧勝馬の健闘: 三役経験がない欧勝馬関が、多くの懸賞金を集めていることも驚きです。後援会の後押しが強いようです。

懸賞金を出しているのはどんな人たち?

懸賞金を出しているのは、相撲を昔から応援している人だけでなく、最近相撲に興味を持った人など、幅広い層です。
・ 相撲ファン: 昔から相撲を応援している人たちは、自分の応援する力士に懸賞金を贈りたいと考えています。
・企業: 企業は、自社の宣伝のために懸賞金を出したり、地域貢献の一環として懸賞金を出したりしています。

懸賞金は、祝儀袋に3万円を入れて作られます。担当者でも、こんなに増えると、一人で作ると2時間もかかる大変な作業になっているようです。

もしかしたら、懸賞金増加は、相撲界にとって大きな転換点となるかもしれません。地方自治体や企業の熱烈な応援は、相撲の未来を明るくしてくれると思います。今後も、相撲界のさらなる発展に期待したいところです。




まとめ

・大相撲の懸賞金は、企業などがかけることができ、金額は1本7万円。(ご祝儀袋には1万円)

・大相撲の懸賞金の最高金額・旗の本数は1位の霧島と琴ノ若の取組は、189万円。
なんと63本。
・大相撲の懸賞金は個人ランキング・1位から5位すべて白鵬!懸賞金だけで6,330万円
・日本相撲協会のホームページによると、幕内の希望の取組に懸賞をかけることができるそうです。1日1本以上、1場所15本以上から申し込める。
・企業のみで個人では申し込めません
・大相撲の懸賞金を唯一個人で申し込みが許されたのがポール・マッカートニー。
・2025年秋場所、懸賞金が過去最高の2955本を記録しました。

いかがだったでしょうか?
大相撲の懸賞金には、こんな歴史や仕組みがあったなんて、驚きですよね。力士たちの活躍はもちろんですが、テレビ中継で懸賞旗を見るたび、「3万円~」なんて思ってしまいそうですね。取組前に懸賞旗の数を数えてみるのも楽しいかもしれないですね。

 

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