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弓取式の歴代力士・聡ノ富士、琴翼、天空海!

力士
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こんにちはりんご桜です。

大相撲の結びの一番が終わった後、観客を魅了する弓取式。土俵上で優雅に弓を振るその姿は、相撲ファンにとってはおなじみの光景ですね。

2025年7月場所七日目、元幕内で西幕下九枚目の天空海と、西幕下七枚目の花の海が対戦しました。実はこの二人、今場所の弓取式を日替わりで務めている力士。まさに「弓取り対決」とでも呼ぶべき一番は、34歳の天空海が22歳の花の海の勢いを見事に白星を掴みました。

このブログでは、そんな弓取式の歴代力士たちの物語に迫ります!

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弓取式の歴代力士・聡ノ富士

照ノ富士が引退する前は、照ノ富士の所属部屋・伊勢ヶ濱部屋(いせがはまべや)の幕下力士になりますが、長きにわたり弓取り式を務めた力士として知られている力士がいます。

それは、「聡ノ富士(さとのふじ)」です。

あの華麗な所作で、歴代最多出場記録(なんと638回)を保持しているんです。本場所の結びの一番の後に、あの美しい舞を見せてくれる姿に、どれだけ多くの人が感動したことか。私もその一人です。

『文藝春秋』連載相撲コラム。 伊勢ヶ浜部屋の元聡ノ富士さんのことを書きました。

やりきった!清々しい引退

西序二段100枚目で迎えた今場所。同99枚目の隈錦(21歳)との最後の取組を終え、土俵に深々と一礼する姿は、まさに有終の美でした。

引退の心境を尋ねられると、「十分やりきりました。もうおなかいっぱいです。やりきった感が強いので、本当にすっきりしています」と、晴れやかな笑顔で語っていたそうです。この言葉を聞いて、聡ノ富士関がどれだけ真剣に相撲と向き合い、全力を尽くしてきたかが伝わってきますね。

師匠への思い

今回の引退は、師匠である伊勢ヶ濱親方(元・宮城野親方)が7月初旬に定年を迎えるということも大きな理由の一つだったようです。師匠への感謝と、ご自身の相撲人生への区切りを、この夏場所に求めたのでしょう。

聡ノ富士、本当にありがとう!

弓取り式での凛とした姿、そして土俵に懸ける情熱。聡ノ富士の相撲人生は、私たちに多くの感動を与えてくれました。

< 聡ノ富士の力士情報>

四股名   安聡富士 → 聡ノ富士
本名    松岡 久志
生年月日  1977年4月15日(47歳)
出身地   群馬県北群馬郡吉岡町
身長    171.0cm
体重    103.6kg
所属部屋  安治川部屋→伊勢ヶ濱部屋
得意技   寄り・反り
引用:Wikipedia

 

弓取式の歴代力士・琴翼

大関の相撲部屋からも

また、2024年11月場所の弓取式は、佐渡ケ嶽部屋(さどがたけべや)の三段目・琴翼(ことつばさ)が務めていました!
(横綱が休場中しているので、大関の部屋から選ばれてます。)

初挑戦となった9月場所、琴翼は、緊張の面も見られましたが、堂々とした姿が印象的でした。
特に弓を背中に通す所作は、少しだけ乱れてしまう場面も。本人も「あそこがいつも課題」と反省していました。
師匠の佐渡ケ嶽親方から急遽「弓取り式を覚えておけよ」と言われ、8月の夏巡業から経験を積み始め、本場所では9会場での経験を生かして務めました。
本場所の土俵は、やはり巡業とは違う緊張感があったようです。「でも大勢のお客さんの前で土俵に立てて気持ち良かった。この場所で相撲を取りたいと思った」と、32歳ながら意欲を見せていました。

弓取式の歴代力士・天空海

あの堂々とした姿、そして力強い太刀筋に見覚えのある方も多いはず。そう、現在、弓取り式を担当しているのは、立浪部屋の天空海(あくあ)なんです!

立浪親方からの「弓取りをやってみるか」という、粋な一声がきっかけだったそう。 天空海も二つ返事で応じたのではないでしょうか。
弓取りといえば、土俵入りの最後に独特の所作で締めくくる、力士の花形とも言える大役。力強さとしなやかさ、そして何よりも美しい所作が求められます。
そんな大役を務めるにあたり、天空海を指導したのは、かつて弓取り式力士として土俵を務めていた聡富士さんだそうです。聡富士さんは、その経験と知識を余すところなく天空海に伝授したことでしょう。

長身を生かしたダイナミックな動き、そして弓を扱う繊細な指先まで、聡ノ富士さんの丁寧な指導によって磨き上げられていく天空海の姿が目に浮かびます。かつて土俵を沸かせた弓取りから、新たな弓取りへのバトンが渡される瞬間ですね。

初日の天空海の弓取式は、SNSで「かっこいい!」と話題になりました。

弓取式の力士の天空海はどんな力士?

自動車販売業を営むご家庭に生まれ、お父様は中学時代にレスリングで全国制覇というスポーツ一家に育ちました。高校では柔道部に所属し、インターハイに出場経験もあるというから驚きです!

高校卒業後は自動車整備を学ぶ専門学院に進学しましたが、同郷の先輩である稀勢の里(現・荒磯親方)の活躍に触発され、力士を志すことになります。2010年11月に立浪部屋に入門。本来であれば、自動車整備士の国家資格を取得後の2011年3月に上京し、本格的な力士生活をスタートさせるはずでしたが、直前にあの東日本大震災が発生。故郷の大洗町も津波で甚大な被害を受け、部屋入りを延期せざるを得ませんでした。

想像を絶する困難な状況の中、力士の道を諦めかけた時期もあったそうです。しかし、お父様の励ましを受け、2011年4月29日、ついに立浪部屋での生活をスタートさせました。このエピソードを聞くと、今の天空海の力強い姿がより一層、胸に迫ってきますね。

また、2017年の巡業では、相撲甚句とともに行われるコミカルな禁じ手紹介「初切(しょっきり)」を担当したこともあるそうです。土俵上での真剣な表情とはまた違った一面も持ち合わせているんですね。

そして、記憶に新しいのは2020年11月場所。初土俵から10年の歳月を経て、西前頭16枚目として悲願の新入幕を果たしました。昇進会見では、「長かった」とこれまでの道のりを振り返り、多くのファンの心を打ちました。

今後は、二所ノ関部屋の花の海と共に、同じ立浪部屋の立王尚上戸が、新たに弓取りを務めることになりました。

立王尚は今年1月に怪我で離脱していましたが、今場所で復帰。そして上戸、これからの弓取式を彩っていくことになります。

これにより、天空海は弓取式からは一旦距離を置くとのこと。巡業などで弓取りを務める可能性は残されていますが、本場所での弓取式は、2025年の7月場所五日目が見納めとなったようです。

この背景には、天空海関の強い決意があります。彼は「早く戻らないと」と語っており、その言葉通り、今後は関取復帰に全力を注ぐ構えです。弓取式で培った集中力と土俵度胸を胸に、再び幕内の土俵で活躍する天空海の姿を見られる日を楽しみに待ちましょう!

弓取式の現在の力士についてはこちら

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まとめ

聡ノ富士(さとのふじ)

歴代最多の638回弓取式を務めた伝説の力士。

2025年5月場所で引退、断髪式を行った。

天空海に弓取りの所作を指導した師匠でもある。

琴翼(ことつばさ)

佐渡ケ嶽部屋の三段目力士。

2024年9月場所から弓取式を担当。

天空海(あくあ)

立浪部屋の元幕内力士。

聡ノ富士から指導を受け、弓取式で「かっこいい!」とSNSで話題に。

スポーツ一家に育ち、高校では柔道でインターハイ出場。

2025年7月場所五日目をもって本場所での弓取りを終了。

新たな弓取式力士

立浪部屋の立王尚が、天空海の後を継ぎ弓取式を務める。

二所ノ関部屋の花の海も弓取りを務めている。

いかがだったでしょうか?
大相撲の華やかな締めくくりである弓取式に焦点を当て、その大役を歴代務めてきた力士たちの物語を深掘りしました。これからも、土俵を彩る弓取式、そしてそれぞれの夢に向かって奮闘する力士たちを、心から応援していきましょう!

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