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行司・給料はどこから?いくら?装束費は?木村庄之助に昇格?裏で引退も?・条件や仕事内容は?

大相撲裏方

こんにちは。 りんご桜です。

取組をさばき、勝負後東西どちらかに軍配を上げる行司。実は仕事はそれだけではないんです。
書記からアナウンスもこなしてます!

行司の給料、装束費について。2024年に昇格したばかりの木村庄之助さんのこその裏であった引退劇、仕事内容もご紹介します!

行司の給料はどこから?いくら?

行司は相撲部屋に所属していますが、給料は力士同様、日本相撲協会から支給になります。

行司には8段階の階級があり、給料は階級によって決められています。

行司の給料は基本給+装束補助費+その他の手当て

その他の手当ては、行司の能力や成績などで日本相撲協会の理事長が決めており、公表されてません。
なので詳しいことはわかりませんが、序ノ口格行司の初任給でも12万6千円のその他の手当がつくと言われてます。

<行司の基本給>

●序の口各:約1万5000円~2万円
●序二段格:約2万円~2万9000円
●三段目格:約2万9000円~4万2000円
●幕下格:約4万2000円~10万円
●十両格:約10万円~20万円
●幕内格:約20万円~36万円
●三役格:約36万円~40万円
●立行司(式守伊之助)・立行司(木村庄之助):
約40万円~50万円

引用:jobQ

例:序ノ口格行司の初任給
約1万5000円~2万円(基本給)+2万円(装束補助費)
+12万6000円=約16万1000円~約16万6000円になります。

すこし少ない印象ですが、私が思うに、相撲部屋に所属しているので食費や光熱費などの生活費はかかりませんのでそこまで少なくないと思います。

ただ、上の階級上がるに連れて、力士と待遇が、ずいぶんちがうなと思ってしまいます。歴史ある大相撲に携われる仕事は、お金には変えられない価値があるのかもしれないですね。

 

行司の装束費は?(衣装代は?)装束補助費はいくら?

行司といえば、直垂(ひたたれ)に烏帽子(えぼし)という装束がお決まりですね。

行司装束は、すべて階級によって異なり、決まりもあります。また立行司だけが身に着ける短刀は、差し違えたら切腹する覚悟の意が込められています。

毎日違う装束を身に着ける行司や長めに袴をはく行司など、実は、着こなしにこだわりをもっている行司も多いそうです。装束費(衣装代)はどのくらいかかるのでしょうか?

<行司の装束費>

●幕下格以下:約30万円
● 十両格:約80万円
● 幕内格:約80万円
● 三役格:約100万円
● 立行司:約120万円

引用:jobQ

ずいぶんと高額で、さすがに給料では、足りませんね。
なので、後援会からプレゼントされたり、昇進の節目で部屋の親方からプレゼントされたり、新横綱は立行司と部屋の行司に装束を贈る習わしがあるのでもらったり、自分でオーダーすることもあるようです。

また、給料の他に装束補助費の支給があります

<装束補助費>
● 幕下格以下:2万円
● 十両格:2万5000円
● 幕内格:3万円
● 三役格:4万円
● 立行司:5万円

引用:jobQ

 

 

行司・木村庄之助に昇格

 大相撲の立行司、第41代式守伊之助が2024年の初場所から行司の最高位、第38代木村庄之助を襲名しました。

空位となっていた木村庄之助が襲名されるのはおよそ9年ぶり。行司の最高位、木村庄之助は前の第37代が平成27年の春場所で定年退職し、その後は50場所にわたって襲名する行司がいませんでした。

差し違えや土俵からの転落するなど、行司としての不手際が多かったため、木村庄之助への昇格が遅れたのではないでしょうか。きびしい世界ですね。襲名した時点で64歳。2024年9月には65歳で定年を迎えるため、短いですが、庄之助としての任期は9か月ほどです。

 

行司・木村玉次郎の引退(退職)の裏に庄之助の昇格?

木村玉治郎は第41代式守伊之助が木村庄之助を襲名が決まった同時期に日本相撲協会に退職届を提出しました。つまり引退です。

あくまでも想像の中の話になりますが、木村玉治郎は式守伊之助になれても、2025年9月場所後の編成で木村庄之助に64歳で昇進が決まったとしても、、2026年の1月場所になる前に65歳になるので木村庄之助として行司をすることなく定年です。

木村庄之助は式守伊之助を経てからじゃないと昇格はないとされているので、今回の玉治郎の式守伊之助への昇格が無かった時点で玉治郎が木村庄之助になれる可能性は低いのです。そのこともこの引退の理由として関係があるのでは?と私は考えます。

行司の襲名は年功序列の世界。
あくまで私の思っていることですが、
38代木村庄之助の昇格が早ければ、木村玉治郎も式守伊之助にも早く昇格できたのかなとかわいそうになってしまいます。

 

行司・木村庄之助が引退。50年の行司人生に幕。(追記)

2024年9月場所千秋楽(9月22日)、65歳の誕生日を迎えた木村庄之助が、50年の行司人生に幕を閉じました。

前日の会見では、相撲ファンへの感謝の言葉から始まり、数々の思い出話で会場は温かいムードに包まれました。しかし、最後の質問「ここまで頑張ってこられた原動力は?」に答える際、庄之助は突然、顔を真っ赤にして号泣。何度も嗚咽を繰り返しながら、「拍手で送り出された場所に戻れないと思うと…」と絞り出すように言葉を発し、涙で会見を締めくくりました。

庄之助にとって、行司人生は「反省の繰り返し」だったと言います。
2024年1月場所では、庄之助に昇格して初めての差し違えを経験し、進退伺いを出すほど深く落ち込んだこともあったそうです。
しかし、厳しい世界だからこそ、師匠や力士たちからの温かい支えがあったと感謝の気持ちを述べました。

思い出の一番として挙げたのは、2021年の11月場所。横綱・白鵬と大関・照ノ富士の激しい戦いを裁いたことです。「両者の思いが詰まった相撲だったと思います。そこに立たせてもらったことに感謝してます」と、その時の感動を語りました。

「偶然なのか必然なのか」と語った、誕生日と最後の日の重なり。相撲への深い愛情と、長年の経験の中で培われた重みが、千秋楽の結びの一番を感動的なものにしたのではないでしょうか。

庄之助の第二章が、どのような形で始まるのか、今後の活躍にも期待したいところです。長い間本当にお疲れさまでした。

 

行司の条件(資格)や仕事は?

行司は、日本相撲協会で採用されますが、相撲部屋所属になり、定員45名です。

特に資格はいりませんが、中卒以上の満19歳以上の男性という年齢制限があり、
採用されるのは実は力士より狭き門かもしれません。

メインの仕事は、土俵上で相撲の取組をスムーズに進行させることです。

細かいことを言えば、仕切りが制限時間いっぱいになれば「時間です」、
組み合った両力士の動きが止まった時には「発気よい」、
力士が技をかけても勝負がついていない時には「残った」などの声をかけます。

勝負がつくと勝った力士に軍配を挙げますが、行司は進行役なので勝敗を決める
最終権限はありません。
勝負の行方が微妙な時は物言いがついて審判員が協議し、判定がひっくり返ることもあります。
また差し違えが多すぎると自分の進退にも関わってくることもあります。

その他にもたくさん仕事があります。
●土俵入りの先導役や翌日の取り組みの紹介
●決まり手や懸賞金の場内アナウンス
●相撲字で番付表を書くこと
●勝負結果の記録
●地方巡業の事前交渉や巡業中の補佐役

大相撲の本場所や地方巡業で裏方としても忙しく働いています。
まさか、場内アナウンスも番付表を書いているとは、びっくりしました。
行司がいなければ、大相撲は成り立ちませんね。

まとめ

・行司の給料は、階級によって決められています。部屋に所属していますが、力士同様日本相撲協会から支給。最高で約40万円~50万円(他衣装代手当で5万円)

・大相撲の立行司、第41代式守伊之助が2024年の初場所から行司の最高位、第38代木村庄之助を襲名。

・木村玉治郎は第41代式守伊之助が木村庄之助を襲名が決まった同時期に協会に退職届を提出。
憶測ですが、第38代木村庄之助を襲名も引退の一因かもしれません。

・行司の仕事は、土俵上で相撲の取組を進行、土俵入りの先導役や翌日の取り組みの紹介、決まり手や懸賞金の場内アナウンス、相撲字で番付表を書くこと、勝負結果の記録、地方巡業の事前交渉や巡業中の補佐役などたくさんの仕事を賄っている。

いかがだったでしょうか。
行司は、力士と同じように日々努力し、大相撲を支えてます。
次に大相撲テレビ中継を見る際には、行司に注目するのも楽しいかもしれませんね。

 

 

 

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