こんにちは。りんご桜です。
大相撲の話題になったときに、「タニマチ」という言葉が出てきます。知っていますか?
実は、私は相撲に興味を持ち始めた頃は、聞いたこと事があっても、なんのことかは、よくわかっていませんでした。
「タニマチ」は相撲ファンは押さえておきたい言葉の1つです。
今回は「タニマチ」ついて、深堀していきます。
タニマチの由来・語源、タニマチとは?なるには?メリットなど、ご紹介していきます。
大相撲・タニマチの由来(語源)は?
大相撲のタニマチをを漢字で書くと「谷町」と書きます。
この漢字を見てしまうと、相撲とは全く関係なさそうな気がしますが…。
実はこの谷町(タニマチ)は、大阪の町名であった「谷町」からきています。
現在の中央区のあたりです。
明治の末、大阪南区(現在の中央区)に「薄病院(すすきびょういん)」という外科の病院がありました。
この医院の医師であった、薄 恕一(すすき じょいち)先生は、大変な相撲愛好家で、相撲取りからは治療代をとらず診ていたそうです。
それで、力士たちからは、慕われました。
この頃から、相撲の支援者をタニマチというようになりました。
ただ、外科と紹介はしましたが、調べていくうちに「外科」ではなく「歯科」だったという説もあります…。外科なのか歯科なのか不明な点もありますが、医師だったことはまちがいなそうです。
まさか、タニマチという言葉は、町名からの由来だったとは、びっくりです。
もっと相撲に関わることからの由来だと思っていました。
大相撲・ タニマチとは?
大相撲のタニマチとは、力士や相撲部屋における後援者のことをいいます。スポンサーさんですね。
タニマチは、企業というよりは、個人を指すことが多いです。
最近だと、高須クリニックの院長・高須克弥さんは錦木(にしきぎ)のタニマチとして活動してます。
具体的な活動内容については、飲食、化粧まわしの贈答、金銭的援助です。
また、力士の相談にものるそうです。
タニマチからの提供品はとくに決まりがなく、タニマチから、推し力士へ、車のプレゼントなども
めずらしくはないようです。すごいですね。
先ほどから、タニマチはお金がかかることばかりだなという印象ですが、お金がすべてというわけではなく、タニマチにとって、一番大事なのは「力士たちを応援したい」という気持ちだと思います。
大相撲・タニマチになるには?メリットあるの?
タニマチになるためには、力士やその部屋の後援会に入会する必要があります。
相撲部屋の後援会の公式ホームページから申し込みを募集しているようです。
相撲部屋のタニマチになると、その部屋からの様々な特典が受けれるのです。
ファンクラブに入った感覚で入会するのもおすすめです。
九重部屋の一般会員の特典をご紹介もします。
九重部屋の一般会員の特典
・朝稽古の見学
・年6場所後の打ち上げパーティー(有料)
・毎場所番付送付
・九重部屋会報「オリーブ」送付
・大相撲カレンダー送付
・九重部屋主催のゴルフコンペへご案内
・継続1年毎に記念品を送付
・その他各種会員サービス引用:九重部屋公式ホームページ
他の相撲部屋もそうですが、朝稽古は、後援会に入らないと見学できないことが多いです。
こんなたくさんの特典があれば、後援会に入ってもよいかもしれませんね。
ちなみに部屋によって違いますが、後援会には約1万円から3万円で入ることができます。
まとめ
・タニマチの由来は、明治時代力士に慕われていた医者のの病院があった町名からとりました。
漢字は、谷町と書きます。
・タニマチとは、力士や相撲部屋における後援者のことをいいます。つまりスポンサーです。
・タニマチになるためには、力士やその部屋の後援会に入会が必要。
相撲部屋のタニマチになると、その部屋からの様々な特典が受けれるのです。
いかがだったでしょうか?
タニマチになるのは、お金持ちの人だけと思っていましたが、後援会には、大体1万~3万円で入会できます。
きっとこの会費は、力士のために使われると思います。
応援したい力士がいたら、後援会に入ってもよいかなと思ってきました。