こんにちはりんご桜です。
大相撲中継を見ていたところ、ウクライナ出身力士、安青錦の化粧まわしに目が釘付けになりました。
白地の化粧まわしに、シンプルながらも力強い線で描かれた2人の人間が地球を支えているような絵。その絵は、1980年代のアメリカを代表する芸術家、キース・ヘリングの作品をモチーフにしたものだそうです。
この化粧まわしは、一体誰が贈ったのでしょうか?化粧まわしに込められた想いとは?キース・ヘリングとは安青錦の化粧まわしについて深堀したいとおもいます。
安青錦の化粧まわしはキース・ヘリング。誰から?
安青錦の化粧まわしを贈ったのは、中村キース・ヘリング美術館創設者・館長の中村和男さんです。
中村さんは、1946年に山梨県甲府市に生まれ、京都大学薬学部製薬化学科を卒業後、三共株式会社(現第一三共株式会社)に入社しました。その後、1992年にシミック株式会社(現シミックホールディングス株式会社)を設立し、日本初のCRO(医薬品開発受託機関)を開始するなど、日本の医療業界に大きく貢献してきました。
気になる人にズバリ!聞ックス
本日は東京銀座スタジオE-JANにシミックホールディングス代表取締役CEOで中村キース・へリング美術館館長の中村和男さんにお越しいただきました!#キックスybs pic.twitter.com/r33awDXeGv— キックス【公式】 ~FM909/AM765 YBSラジオ~ (@ybs_kks) March 6, 2017
キース・ヘリングとの出会い
そんな中村さんが、1987年にニューヨークでキース・ヘリングの作品と出会い、その魅力に惹きつけられ、蒐集を始めたそうです。そして、2007年には、山梨県北杜市小淵沢町に「中村キース・ヘリング美術館」を開館。現在、中村キース・ヘリング美術館では、およそ300点の作品のほか、記録写真や映像、生前に制作されたグッズなど700点以上の資料を収蔵しています。また、ヘリングの多様な制作活動を伝えるために、作品の蒐集も継続的に行っています。
キース・ヘリングの作品を展示する世界で唯一の美術館
この美術館は、キース・ヘリングの作品を展示する世界で唯一の美術館であり、多くの人々が訪れる人気のスポットとなっています。
大相撲との関わり
また、中村さんは大相撲の安治川部屋の後援会長も務めており、安青錦の化粧まわしは、中村さんの発案により制作されました。
中村さんの活動の根底には、人々の健康と幸福を願う強い想いがあるように感じます。安青関の化粧まわしに込められた平和への願いも、その想いの表れなのではないでしょうか。
中村キース・ヘリング美術館(2009) pic.twitter.com/qbvv82BK55
— ゐしもりみづゑ (@benikko) January 29, 2025
安青錦の化粧まわしはキース・ヘリング。込められた想いとは?
テレビ中継で土俵入りの様子が映し出されると、ネット上のファンからはこんな声が。
とても好評です。
安青錦の化粧まわしキースへリングでおしゃれ#sumo
— ミッ (@oimwzt) January 25, 2025
安青錦の化粧まわし、キース・ヘリングだ。
めちゃくちゃいいなあ〜〜。#sumo #相撲 https://t.co/CHIcSZghAW— ミドリンPちゃん (@porcinidayo) January 21, 2025
新入幕 安青錦。
中村キース・ヘリング美術館からの 化粧まわし。〔春場所八日目〕 #sumo pic.twitter.com/Z3u6ZF9qXr
— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) March 16, 2025
安青錦は、母国ウクライナで相撲をしていましたが、ロシアの軍事侵攻から逃れて2022年に来日し、同年初土俵を踏みました。そのような背景を持つ安青錦の姿に、平和への願いを込めたキース・ヘリングの作品を重ねたことがきっかけで、中村さんから化粧まわしのコラボレーションを打診したそうです。
ニューヨークのキース・ヘリング財団や相撲協会の賛同も得て、今回のコラボレーションが実現したとのことです。
31歳という若さでこの世を去ったヘリングの平和への願いと覚悟を宿したアートを、相撲の土俵に立つ安青錦の姿に重ね合わせることで、平和への願いが込められているように感じます。
安青錦の化粧まわしのキース・ヘリングとは。
キース・へリングは地下鉄から世界へ、そして永遠に
キース・へリングはアメリカの画家です。
1980年代のニューヨーク。まだ荒削りだったこの街の地下鉄構内に、キース・へリングは魔法をかけた。黒い紙とチョーク、それだけで彼は人々の心を掴む鮮やかな絵を描き始めました。
地下鉄が彼のキャンバス
使われていない広告掲示板に、黒い紙を貼り、チョークで描く。これが彼の「サブウェイ・ドローイング」。シンプルだけどリズミカルな線で描かれた絵は、通勤客の間でたちまち評判に。誰もが彼の絵に惹きつけられ、キースの名は一気に広まりました。
仲間たちとの絆、そして社会へのメッセージ
ジャン=ミシェル・バスキア、アンディ・ウォーホル…時代の先端を走るアーティストたちと深い友情を育みながら、キースは社会貢献活動にも力を注ぎました。AIDS撲滅、恵まれない子供たちへの支援。キース自身もHIVに感染していたからこそ、作品を通してAIDSの予防を訴え続けました。Act Against AIDS(AAA)の最初のポスターを描いたのもキースです。
生涯最後の作品、そして永遠のメッセージ
彼の生涯最後の作品は、イタリア・ピサ中央駅そばの教会の壁に描かれた「Tuttomondo(万人の世界)」。この作品には、彼の平和への願い、そして全ての人々への愛が込められている。
キース・ヘリング
(Keith Haring、1958-1990)
『全世界』
(Tuttomondo) pic.twitter.com/WTL9fJHG54— 絵画の名前 (@artstitle) August 11, 2024
1990年2月、31歳の若さでエイズによる合併症でこの世を去ったキース。でも、彼の作品は今も世界中の人々を魅了し、メッセージを伝え続けている。地下鉄の落書きから始まった彼の活動は、アートの可能性を広げ、社会に貢献し、そして何よりも人々の心に深く刻まれました。
まとめ
安青錦の化粧まわし
デザイン:アメリカの画家、キース・ヘリングの作品がモチーフ。
白地にシンプルな線で描かれた絵が特徴。
贈呈者:中村キース・ヘリング美術館創設者・館長の中村和男さん。
安治川部屋の後援会長も務める。
込められた想い
ウクライナ出身の安青錦の姿に、平和への願いを込めたキース・ヘリングの作品を重ねて制作。
キース・ヘリングの平和への願いと覚悟を、相撲の土俵に立つ安青錦の姿に重ね合わせている。
実現までの経緯:
中村さんの発案により制作。
ニューヨークのキース・ヘリング財団や相撲協会の賛同も得て、コラボレーションが実現。
キース・ヘリングについて
アメリカの画家:1980年代のニューヨークの地下鉄構内で、チョークで絵を描く「サブウェイ・ドローイング」で有名に。
AIDS撲滅、子供たちへの支援など、社会貢献活動にも力を注いだ。
平和への願い:
生涯最後の作品「Tuttomondo(万人の世界)」には、平和への願いと人々への愛が込められている。
1990年2月、31歳の若さでエイズによる合併症で死去。
いかがだったでしょうか。この化粧まわしを身に着けて土俵に立つ安青錦の姿は、平和への願いを力強く表現しているように感じます。アートとスポーツ、そして平和への願いが融合したこの化粧まわしは、大相撲の歴史においても特別な意味を持つのではないでしょうか。
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