こんにちは。りんご桜です。
高砂部屋は1878年の創設以来、横綱6人、大関9人を輩出し、数々の名力士を育ててきました。
その強さの秘訣は、一体何なのでしょうか？
今回は、高砂部屋の歴史を彩ってきた名力士たちも食べてきた「ちゃんこ」を支えてるちゃんこ長に迫りたいと思います。その他にも、高砂部屋のちゃんこ、ちゃんこのレシピは？（よだれ鶏）伝統の味を紹介します。
高砂部屋のちゃんこ長は？
高砂部屋のちゃんこ長を務めるのが、朝心誠（あさしんじょう）です。 2021年の夏にちゃんこ長に就任し、日々力士たちのために美味しいちゃんこを作っています。
ちゃんこ長としてのこだわり
朝心誠は23歳という若さでちゃんこ長に立候補で就任しました。
ちゃんこ長は、ベテラン力士が務めることが多く、力士として出世を度外視して、ちゃんこ作りを優先しています。ただ十両以上の関取を目指すすべての力士にとって、夢を諦めることなどできるはずもありません。だからこそ、朝心誠は「稽古も頑張る」と心に誓いました。
ちゃんこは1日2回、原則として朝稽古後の昼食と夕食に提供されます。
朝心誠は、午前10時に朝稽古を切り上げ、そこから約2時間半、夕方は午後4時から約3時間半も調理場に立ち続けています。
時間の許す限り朝稽古では番数をこなし、調理場を離れれば自主的に体幹トレーニングも取り入れています。トレーニングは本場所中の支度部屋でも、出番前まで行うほど、寸暇を惜しんで出世を目指しています。
＜朝心誠のプロフィール＞
四股名 朝横道 守→朝心誠 守
本名 横道 守
生年月日 1998年2月12日
出身地 愛知県
身長 170.3センチ
体重 135.7キロ
所属部屋 高砂部屋
初土俵 2016年3年引用：日本相撲協会
本日は、朝心誠の27歳の誕生日です。 pic.twitter.com/vNV3yEIT1W
— 高砂部屋 (@takasagobeya_8) February 12, 2025
ちゃんこ作りのこだわりは、時短調理とみりんと味見
自分の稽古時間作るためにも、お腹をすかせている仲間の力士ためにも、時短調理をこころがけているそうです！
相撲部屋のガス台の五徳は、３口フル活用です。
もちろん、味にもこだわりを持つ朝心誠。 高砂部屋の伝統の味は「甘め」で「濃いめ」だと言います。砂糖の代わりにみりんを使うのがポイントで、程よい甘さとコクが出て、ご飯がどんどん進むそうです。味見は3回までと決めており、舌の感覚が鈍らないようにしているとのこと。 プロの料理人のようですね！
チームワークが生み出す最高の味
高砂部屋のちゃんこは、チームワークの良さも誇りです。 多くの力士が手伝いを申し出て、朝心誠さんを中心に、皆で協力してちゃんこを作っているそうです。
朝心誠の夢は？
朝心誠の夢は、関取とちゃんこ長の両方を務めること。 これは、高砂部屋の歴史でも初の試みだそうです。
当初は、力士の夢を諦めることに葛藤もあったようですが、現在は「みんながおいしそうに食べている姿を見たくて、毎日楽しく作っています」と語っていました。
朝心誠は、いつも落ち着いており、調理場の雰囲気を和ませてくれる存在のようです。 そんな朝心誠が作るちゃんこは、力士たちを笑顔にする、最高の味なのでしょうね。力士たちの体だけでなく、心も温めているのと思います。
高砂部屋のちゃんこ長が作るちゃんこは？レシピは？
バリエーション豊かなちゃんこ
高砂部屋のちゃんこは、種類も豊富です。 塩炊き、ソップ炊き（しょうゆベース）、寄せ鍋、水炊き、肉団子、湯豆腐など、なんと10種類以上もあるそうです！
人気レシピのよだれ鶏は？
先日、有吉ゼミで紹介されたレシピで、SNSで話題になりました！高砂部屋のよだれ鶏は、鶏もも肉を使ったピリ辛な中華風の和え物です。ご飯のおかずにも、お酒のおつまみにもぴったりです。ぜひ一度お試しください。
＜高砂部屋のよだれ鶏レシピ＞
材料
* 鶏もも肉：1枚
* 水：適量
* 酢：大さじ2
* オイスターソース：大さじ1
* しょうゆ：大さじ2
* にんにく（すりおろし）：小さじ1
* 鷹の爪（輪切り）：適量
* ラー油：適量
* 長ネギ（小口切り）：適量
作り方
* 鶏もも肉を食べやすい大きさにカットする。
* フライパンで鶏もも肉を炒める。
* ボウルに水、酢、オイスターソース、しょうゆを入れて混ぜる。
* 3にすりおろしたにんにく、鷹の爪、ラー油、小口切りにした長ネギを加える。
* 炒めた鶏もも肉をタレに漬け、味がなじんだら完成。
ポイント
* 鶏もも肉は、皮目を下にして焼き始めると、パリッと仕上がります。
* タレの味はお好みで調整してください。
* ラー油の量はお好みで加減してください。
高砂部屋のちゃんこ長が守る伝統の味、ソップ炊きちゃんこ鍋
高砂部屋では、場所の初日と千秋楽には必ずソップ炊きちゃんこ鍋を食べるんだそうです。
ソップ炊きとは、鶏ガラで出汁をとったしょうゆベースのちゃんこ鍋のこと。
特に、初日に鶏肉を食べるのは「手をつかない」という意味で縁起が良いと言われているんだとか！
本来、ソップ炊きは甘めに作るのが一般的ですが、高砂部屋では力士の皆さんが甘めの味付けを好まないため、甘さ控えめのしょうゆベースにしているそうです。
ポイントは、味付けを濃すぎないようにしながらも、しょうゆとだしをしっかり利かせたところ。 あっさりしながらも奥深い味わいが楽しめそうですね
初日と千秋楽という特別な日に食べるソップ炊きちゃんこ鍋。 力士の皆さんにとって、きっとパワーの源になっているんでしょうね。
まとめ
＜ちゃんこ長＞
・朝心誠（あさしんじょう）は23歳の若さで高砂部屋のちゃんこ長に就任
・力士としての出世とちゃんこ長の両立を目指す
・時短調理と味へのこだわりを両立
＜こだわり＞
時短調理：自身の稽古時間確保と力士たちのため
味付け：高砂部屋伝統の「甘め」「濃いめ」、みりんを使用
味見：3回までと決め、味覚を保つ
＜高砂部屋のちゃんこ＞
種類豊富：塩炊き、ソップ炊き、寄せ鍋など10種類以上
伝統の味：ソップ炊き（鶏ガラ出汁の醤油ベース）
縁起物：場所の初日と千秋楽にソップ炊きを食べる
人気レシピ：有吉ゼミで紹介された「よだれ鶏」
いかがだったでしょうか？
高砂部屋のちゃんこ長、朝心誠さんは、23歳という若さでちゃんこ長に就任し、力士としての夢と両立させようと奮闘する姿は応援したくなります。時短調理と味へのこだわり、チームワークを大切にする姿勢、そして関取とちゃんこ長の両立という大きな夢は叶えてほしいですね。
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