こんにちは、りんご桜です。
大相撲の親方というと、おじいさんで、「こんな人、力士さんだったの?(大変失礼ですが…)」という方々が多い印象でしたが、最近では、元横綱 稀勢の里・二所ノ関親方(にしょのせきおやかた)や元横綱 白鵬・宮城野親方(みやぎのおやかた)のように人気のあった30代から40代の元力士たちが親方になっていくのをよく見ます。
今回は、気になる親方の給料はどこから?月収・手当・年収は?親方になるには?退職金についてご紹介します。
大相撲・親方の給料はどこから?
親方の給料は、日本相撲協会から支払われています。
相撲協会の事業収入の内容は、チケットの入場料、国技館の貸出し、広告物販事業、放映権料などが、主なものになっています。
親方だけではなく、相撲協会に所属している力士、行司たちや協会員の給料すべてが、日本相撲協会から支払われています。
大相撲・親方の階級は?月収は?
親方には、階級(役職)があり、理事・副理事・役員・委員
主任・参与・平年寄になります。元横綱・大関の親方だと優遇され、委員から、スタートです。
<毎月の給料>
理事 約140万円
副理事・役員 約123万円
委員 約100万円
主任・参与 約85万円
平年寄 約78万円
元々、横綱だった親方にとっては、かなり月収は下がりますが、一般的に考えたら、かなりの高収入ですね。うらやましい。
大相撲・親方のその他の手当は?
<在勤手当(年間) >協会在勤者のみに支給
理事長:60万円
理事・副理事・役員待遇:48万円
委員以下:18万円
<勤続手当(年間)>
勤続6年以上11年未満の者:6万円
勤続11年以上16年未満の者:9万6000円
勤続16年以上21年未満の者:13万2000円
勤続21年以上26年未満の者:16万8000円
勤続26年以上31年未満の者:20万4000円
勤続31年以上の者:24万円
<場所手当>1月、5月、9月場所の年3回、各20万円
<名跡金>年寄名跡の取得補償として月5万円
<審判手当>審判委員のみに衣装補助費の名目で各場所5万円
<ボーナス>(年2回の合計)
理事 約280万円
副理事・役員 約246万円
委員 約200万円
主任・参与 約170万円
平年寄 約156万円
たくさんの手当が充実してますね。ボーナスもしっかりもらっているようです。
審判委員の衣装代が出るのにはびっくりです。
ただ、力士には、毎場所ごとに出る「場所手当」が親方は3回しかでないようですね。
大相撲・親方の年収は?
<年収>
理事 約2090万円
副理事・役員待遇 約1800万円
主任・参与 約1300万円
委員 約1500万円
平年寄 約1200万円
手当などを入れると驚きの金額ですね。
理事と平年寄では、890万円も金額が変わってきます。相撲協会の理事は、三役以上の経験者が務めることが多く、力士時代に残した功績がここでも必要のようです。
大相撲・親方になるには?
親方(年寄)になるためには、元幕内力士であり、日本国籍は絶対条件。
<相撲部屋を新たに新設する親方になる場合>
・横綱もしくは大関(大関から陥落した力士も含む)
・三役(関脇・小結)通算25場所以上
・幕内通算60場所以上
<部屋付きの親方になる場合>
・最高位が小結以上
・幕内通算20場所以上
・関取通算30場所以上
<元からある部屋を継承してなる場合>
・幕内通算12場所以上
・関取通算20場所以上
それぞれの条件をクリアできないと親方になれませんが、もっと難題があります。それは、定員105名ということ。しかも、2014年に希望する親方に限り65歳の定年後も70歳まで再雇用するという規定があり、条件がクリアしてても定員が開かず、親方になれないケースが出ています。
私の勝手な意見ですが、大相撲に若い風を入れるなら、70歳までの再雇用は、必要あったかな。と思ってしまいます。
大相撲・親方の退職金は?
2014年に日本相撲協会が公益財団法人になってから、親方の退職金はについての公表していませんが、退職金は出ているようです。
また、退職金のほかに「特に協会の功労のあったもの」が対象に功労金ももらえるそうです。
まとめ
・親方には、階級(役職)があり、理事・副理事・役員・委員
主任・参与・平年寄になります。
・月収は理事約140万円~平年寄約78万円
・在勤手当、勤続手当、場所手当、名跡金、審判手当、ボーナスなど手当が手厚い。
・年収は、理事2090万円~平年寄 1200万円
・親方になるには、元幕内力士であり、日本国籍であること。そのほかにも条件があり、功績のある力士ではないとむずかしい。親方の定員105名。
・2014年に日本相撲協会が公益財団法人になってから、親方の退職金はについての公表していませんが、退職金は出ているようです。
いかがだったでしょうか。
今回は大相撲・親方のお金事情を紹介しました。力士を引退しても、」親方として、仕事ができ、安定した収入があるのは、うらやましいです。
親方には、とても大きな仕事があります。それは若い力士を育てること。
魅力的な大相撲になるよう強い力士を誕生させてほしいです。