大相撲・大関になるには(条件)?角番(かど番)とは?陥落後の返り咲き条件とは?

こんにちは。りんご桜です。

大相撲では、大関(おおぜき)の話題が絶えませんね。
大関昇進がかかったり、逆に陥落してしまったり、毎場所みんなが注目しているところではないでしょうか?
私も大関の取組を楽しみに見ています。

今回は「大関」の疑問をまとめてみました。
大相撲・大関になるには?角番とは?大関から陥落後の返り咲き条件とは?大関の人数をご紹介します

大相撲・大関になるには?条件は?

大関に昇進するための条件として

「3場所連続で三役(関脇・小結)以上の地位に留まり、そこで勝ち星の合計が33勝以上」と定められてますが、この条件はあくまでめやすに過ぎません。

過去には条件を達成したにも関わらず、昇進できなかった貴景勝(たかけいしょう)や雅山(みやびやま)がいます。

最終的には、横綱審議委員会(横審)に認められて、初めて大関のへの昇進が決定されます。

条件を満たしたからといって、必ずしも大関への昇進とはいかないのですね。とてもむずかしい世界です。
逆に条件が満たされてなくても、横綱審議委員会を納得させる成績を収めれば昇進する可能性があるのは、力士のやる気につながるような気がします。

 

大相撲・大関が負け越すと角番になる?角番とは?

大関は2場所連続で負け越すと、関脇に陥落してしまいます。

負け越した次の場所をむかえる局面のことを「角番(かどばん)」と言います。

これで、大相撲中継でアナウンサーが「○○関は今場所は角番ですね」と話してる意味がわかりますね。

ちなみに、本来であれば、「角番」と漢字で書くのですが、新聞やネットニュースなどでは、「かど番」や「カド番」と書かれていることが多く、調べてみると「つのばん」と読み間違えられないようにと、あえて、ひらがなやカタカナで書くようです。
真相は不確かですが…、たしかに新聞には「カド番」と書かれてますね。

 

大相撲・大関からの陥落後の返り咲き条件とは?

大関は「角番」で負け越すと陥落し、関脇になり、勝ち越すとまた大関として翌場所を迎えることができます。

大関から陥落したからといって、そこですべてて終わりというわけではなく、関脇に陥落してすぐの場所のみ、大関に復帰できるチャンスがあります。

関脇に陥落してすぐの場所に「10勝以上」さえすれば、再び大関に復帰できるという特別な措置が設けられています。

仮にその場所で10勝以上できなければ、再び3場所連続3役33勝という条件を達成しなければ大関復帰とはなりません。

とっても厳しい世界ですが、大関の地位になると、負け越しというのは、あってはならないことなのかもしれませんね。ただ、陥落した力士にとって、特別な措置は本当にありがたいチャンスだと思います。

 

大相撲・大関の人数決まっているの?

大関の人数は、東西1人ずつ最低2人置かなければならないとされ、上限は特にありません。

今ではありえない話ですが、大関が1人以下だった場合には、横綱が大関と兼任する「横綱大関」が置かれたり、江戸時代には、看板大関といって、ただ名前だけの大関を置いたこともあったそうです。

大相撲の大関の人数の最多は、2012年(平成24年)5月場所~2012年(平成24年)9月場所までの3場所、6人が大関に同時在籍していたこともあったそうです。

また、1904年(明治37年)1月場所から1905年(明治38年)1月場所の1年間、空位(くうい)といって0人だったそうです。

6人も同時に大関がいたということは、いまよりも強い力士が多かったということですね。強い力士が増え、沢山の大関そして横綱が生まれるとよいですね。

 

まとめ

・大関の条件として
「3場所連続で三役(関脇・小結)以上の地位に留まり、そこで勝ち星の合計33勝以上」
と定められてますが、この条件はあくまでめやすに過ぎません。

・大関は2場所連続で負け越すと、関脇に陥落してしまいます。負け越した次の場所をむかえる局面のことを「角番(かどばん)」と言います。

・関脇に陥落してすぐの場所に「10勝以上」さえすれば、再び大関に復帰できるという特別な措置が設けられ、大関に返り咲きできます。

・大関の人数は、東西1人ずつ最低2人置かなければならないとされ、上限は特にありません。

いかがだったでしょうか?
大関は横綱の次の地位であり、名誉あるのですが、すごいプレッシャーの中、相撲の土俵に立っているのではないでしょうか。
負けると責められ、陥落する恐れもある…。
その中で横綱にはなれなかったものの、魁皇(かいおう)と千代大海(ちよたいかい)は65場所も大関として在籍したそうです。
その強さと忍耐力、精神力は想像できないほどのものだと思いました。

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