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弓取式の力士の給料(手当)は?力士は誰?現在は?天空海?歴代力士は?由来や意味は?

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こんにちは。りんご桜です。
相撲観戦のクライマックスを彩る華やかな儀式、弓取り式(ゆみとりしき)。
結びの一番を制した力士の代わりに、幕下力士が弓を手に舞い、その勇姿を披露します。
弓取り式を見ると、「今日の取組みが終わってしまった。早く明日にならないかな」と思ってしまうのは私だけでしょうか。
今回は、この伝統ある弓取り式について、務める力士など、その由来や意味、様々な角度から深掘りしていきます!

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弓取式の力士の給料(手当)は?

弓取り式を行う力士には1場所当たり9万円の手当が支給されます(年6回)。結構高い手当がもらえるようでびっくりです。

大相撲の力士は、十両以上でないと月給は支給されず、幕下以下の力士は年6回の場所手当しか、支給されません。

<場所手当の額>
幕下: 150,000円
三段目:100,000円
序二段: 80,000円
序の口: 70,000円

 

弓取式の力士は誰がやるの?

弓取り式を行う力士は、横綱と同じ部屋の幕下以下またはの力士から選ばれます
※横綱が休場の場合は、大関の部屋から選ばれます。

結びの一番の取組をやっている間は、弓取り式担当の力士は向正面に待っています。
そして、結びの一番で、東方の力士が勝てば東から土俵に上がります。西方の力士が勝てば西から上がるわけです。

行司から弓を受け取り、片手で持ち、頭上で回し、左右に八の字に振り回します。
途中、弓で土俵をすくうような所作があります。
ここでも結びで勝った力士が東方なら東からすくうような動作を行い、勝った力士が西方なら西からすくような動作を行います。
そして弓を肩に担いだ格好で四股を踏みます。

毎日、同じことをやっているのかと思いきや、勝った力士によって動作が変わってきます。みなさんは、知っていましたか?

そんなところに注目していくと、より楽しく観戦できますね。

弓取式の力士は誰?現在は?天空海?

あの堂々とした姿、そして力強い太刀筋に見覚えのある方も多いはず。そう、現在、弓取り式を担当しているのは、立浪部屋の天空海(あくあ)なんです!

立浪親方からの「弓取りをやってみるか」という、粋な一声がきっかけだったそう。 天空海も二つ返事で応じたのではないでしょうか。
弓取りといえば、土俵入りの最後に独特の所作で締めくくる、力士の花形とも言える大役。力強さとしなやかさ、そして何よりも美しい所作が求められます。
そんな大役を務めるにあたり、天空海を指導したのは、かつて弓取り式力士として土俵を務めていた聡富士さんだそうです。聡富士さんは、その経験と知識を余すところなく天空海関に伝授したことでしょう。

長身を生かしたダイナミックな動き、そして弓を扱う繊細な指先まで、聡ノ富士さんの丁寧な指導によって磨き上げられていく天空海の姿が目に浮かびます。かつて土俵を沸かせた弓取りから、新たな弓取りへのバトンが渡される瞬間ですね。

初日の天空海の弓取式は、SNSで「かっこいい!」と話題になりました。

弓取式の力士の天空海はどんな力士?

自動車販売業を営むご家庭に生まれ、お父様は中学時代にレスリングで全国制覇というスポーツ一家に育ちました。高校では柔道部に所属し、インターハイに出場経験もあるというから驚きです!

高校卒業後は自動車整備を学ぶ専門学院に進学しましたが、同郷の先輩である稀勢の里(現・荒磯親方)の活躍に触発され、力士を志すことになります。2010年11月に立浪部屋に入門。本来であれば、自動車整備士の国家資格を取得後の2011年3月に上京し、本格的な力士生活をスタートさせるはずでしたが、直前にあの東日本大震災が発生。故郷の大洗町も津波で甚大な被害を受け、部屋入りを延期せざるを得ませんでした。

想像を絶する困難な状況の中、力士の道を諦めかけた時期もあったそうです。しかし、お父様の励ましを受け、2011年4月29日、ついに立浪部屋での生活をスタートさせました。このエピソードを聞くと、今の天空海の力強い姿がより一層、胸に迫ってきますね。

また、2017年の巡業では、相撲甚句とともに行われるコミカルな禁じ手紹介「初切(しょっきり)」を担当したこともあるそうです。土俵上での真剣な表情とはまた違った一面も持ち合わせているんですね。

そして、記憶に新しいのは2020年11月場所。初土俵から10年の歳月を経て、西前頭16枚目として悲願の新入幕を果たしました。昇進会見では、「長かった」とこれまでの道のりを振り返り、多くのファンの心を打ちました。

2025年5月場所は幕下筆頭という位置で、再び関取の座を目指しています。五月場所の結果次第では、再十両への昇進も十分にありえます。弓取り式での雄姿はもちろんのこと、本場所での熱い相撲にも期待が高まります!

弓取式の由来は?意味は?

弓取り式のルーツは、平安時代にまでさかのぼります。

当時は、弓矢は武力の象徴であり、勝者に弓を贈ることでその勝利を称える風習があったそうです。それが、相撲の世界に受け継がれ、弓取り式へと発展したと考えられています。歴史ある儀式ですか、平安時代から続けられ、今も続いていると思うと、歴史を感じ、これからも大切に伝承し続けてほしいなと思います。

 

弓取式の意味は?

弓取り式には、いくつかの意味が込められていると考えられています。
勝利の祝賀
まずは、結びの一番で勝利した力士を祝うという意味が大きいでしょう。弓を振る力強い動きは、力士の勝利を力強く表現しています。
神への感謝
相撲は神事に起源を持つスポーツであり、勝利は神様のおかげと感謝する意味も込められていると考えられます。
伝統の継承:
古くからの伝統を現代に伝えるという意味も重要です。弓取り式は、相撲の歴史と文化を後世に繋ぐ役割も担っています。

 

弓取式の歴代力士は?聡ノ富士?琴翼?

照ノ富士が引退する前は、照ノ富士の所属部屋・伊勢ヶ濱部屋(いせがはまべや)の幕下力士になりますが、長きにわたり弓取り式を務めた力士として知られている力士がいます。

それは、「聡ノ富士(さとのふじ)」

聡ノ富士の弓取り式は、所作の美しさと力強さのバランスがとれており、多くのファンから高い評価を得ています。
特に、居反りと呼ばれる技を得意としており、そのダイナミックな動きは印象的です。
私が見てても、安定した所作で美しく感じます。

 

< 聡ノ富士の力士情報>

四股名   安聡富士 → 聡ノ富士
本名    松岡 久志
生年月日  1977年4月15日(47歳)
出身地   群馬県北群馬郡吉岡町
身長    171.0cm
体重    103.6kg
所属部屋  安治川部屋→伊勢ヶ濱部屋
得意技   寄り・反り
最高位: 東幕下枚目枚目

引用:Wikipedia

 

また、2024年11月場所の弓取式は、佐渡ケ嶽部屋(さどがたけべや)の三段目・琴翼(ことつばさ)が務めていました!
(横綱が休場中しているので、大関の部屋から選ばれてます。)

初挑戦となった9月場所、琴翼は、緊張の面も見られましたが、堂々とした姿が印象的でした。
特に弓を背中に通す所作は、少しだけ乱れてしまう場面も。本人も「あそこがいつも課題」と反省していました。
師匠の佐渡ケ嶽親方から急遽「弓取り式を覚えておけよ」と言われ、8月の夏巡業から経験を積み始め、本場所では9会場での経験を生かして務めました。
本場所の土俵は、やはり巡業とは違う緊張感があったようです。「でも大勢のお客さんの前で土俵に立てて気持ち良かった。この場所で相撲を取りたいと思った」と、32歳ながら意欲を見せていました。

 

まとめ

●弓取り式を行う力士には1場所当たり9万円の手当が支給されます(年6回)。

●弓取り式を行う力士は、横綱と同じ部屋の幕下以下またはの力士から選ばれます。
※横綱がの休場の場合は大関の部屋から選ばれます。

●弓取式の力士は立浪部屋の天空海です。

●2024年、照ノ富士が引退する前は、照ノ富士の所属部屋・伊勢ヶ濱部屋(いせがはまべや)の幕下力士になりますが、長きにわたり弓取り式を務めている聡ノ富士(さとのふじ)は最多記録637回に並びました。佐渡ケ嶽部屋(さどがたけべや)の三段目・琴翼(ことつばさ)が務めています。

● 勝利の祝賀・神への感謝・伝統の継承3つの意味が込められています。

いかがだったでしょうか?
弓取り式は、単なる儀式ではなく、相撲の歴史や文化を象徴する重要なものです。
みなさんにも、この伝統的な儀式に興味を持っていただけたら嬉しいです。

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