こんにちは。りんご桜です。
2025年9月場所で十両に昇進が決まった朝白龍(あさはくりゅう)。あまりに日本語が上手いので、モンゴル出身というのを知らない方も多いかもしれません。
今回は、朝白龍の日本語について、学歴(高校・大学)について、力士情報をお届けします。
朝白龍は日本語がうまい!なぜうまい?
最近、SNSで「朝白龍の日本語、ネイティブすぎない?」と話題になっています。
モンゴル出身の力士なのに、外国なまりがほとんどなくて、まるで小さい頃から日本にいるみたいなんです。日本語がうますぎる理由を、私なりに考えてみました!
理由その1:若いうちから日本語漬けの環境
朝白龍が日本に来たのは、なんと高校1年生のとき。まだ16歳でした。
この年代は、スポンジみたいに何でも吸収できる「ゴールデンエイジ」と言われています。新しい言葉や文化をグングン吸収するには最高の時期。
しかも、日本の高校の相撲部に留学したので、学校の授業も、友達との会話も、すべて日本語。周りは日本人の同級生ばかり。モンゴル語を話す機会なんて、ほとんどなかったはずです。
まさに「日本語漬け」の環境が、彼の日本語力を爆発的に伸ばした最大の理由だと私は思います。
理由その2:仲間との切磋琢磨が語学力をブースト!
朝白龍は、同じモンゴル出身の豊昇龍(ほうしょうりゅう)や欧勝馬(おうしょうま)と一緒に来日しました。
もちろん、最初は3人でモンゴル語で話していたかもしれません。でも、彼らはみんな、相撲界でトップを目指すライバルであり、かけがえのない仲間でもあります。
お互いに「早く日本語をマスターして、稽古や日常生活をスムーズにしたい!」という共通の目標があったはずです。 3人で切磋琢磨した結果、現在の日本語力に繋がったのではないでしょうか。
理由その3:努力家の一面が垣間見える
これは推測になりますが、朝白龍は努力家で知られています。
相撲の稽古だけでなく、日本語の勉強にも真剣に取り組んだからこそ、ネイティブレベルに達したんだと思います。
#名古屋場所2025十三日目
㊗️朝白龍✨幕下優勝おめでとう!
朝乃山さんのようにプレッシャーに耐えながら頑張りたい
モンゴルから一緒に来た豊昇龍や欧勝馬にすぐ追いついて同じところで戦いたい pic.twitter.com/JVeAj4dTWm— Lulit (@OneLoveLulit) July 25, 2025
外国語をマスターするのは、本当に地道な努力が必要です。 相撲の稽古の合間に単語を覚えたり、日本のテレビや漫画から表現を学んだのではないでしょうか。
朝白龍は学歴は?高校・大学は?
エリート高校の相撲部からスタート!
朝白龍が日本に来たのは2015年。当時、モンゴルで行われたスポーツ留学生のオーディションに合格し、日本の柏日体高等学校(現・日本体育大学柏高等学校)に入学しました。
実はこのオーディション、現在の豊昇龍や欧勝馬も一緒に選ばれた、まさに「金の卵発掘プロジェクト」だったんです。
豊昇龍と欧勝馬は当初レスリング部でしたが、朝白龍関は来日した時点で大相撲入りを目指していたため、迷わず相撲部に入部。
ただ、その後豊昇龍も相撲部に転部したため、同学年の天才力士2人と、たった2人しかない「外国人枠」を奪い合うことに。高校時代は出場機会が限られ、悔しい思いもしたそうです。
でも、この熾烈な競争があったからこそ、今の強さがあるのかもしれませんね。
↓一番右が朝白龍ですね。豊昇龍もいます。同級生の方のX見つけました。
今年のインターハイは鳥取らしい
僕もインターハイ鳥取だった
懐かしいなぁ
先輩には
柏王丸
峰刃同級生には
豊昇龍
朝白龍後輩に
荒雄山楽しい高校生活だった pic.twitter.com/b4G6gXZ9as
— こーでぃ♂「🦍」 (@Koudi_Ariel) August 10, 2025
大学でさらに磨きをかけた実力
高校卒業後、朝白龍はすぐに大相撲入りを希望しましたが、残念ながら当時は入門できる部屋がありませんでした。
そこで、千葉県相撲連盟の会長の母校でもある拓殖大学国際学部に進学。
大学時代も相撲を続け、1年生の時からレギュラーとして活躍! 「全国学生相撲個人体重別選手権大会」でベスト8に入ったり、「全国学生相撲選手権大会」でベスト16に入るなど、アマチュア相撲界でも輝かしい実績を残しています。
この大学での4年間が、関取として通用する土台をしっかり築いたんですね。
「相撲」と「大学生」の二刀流生活
朝白龍は、相撲に打ち込む一方で、「大学生」としての生活も満喫していたようです。
相撲部の寮で暮らしながら、国際学部で国際関係や社会学を学び、レポートを書いたり、友達と語り合ったり…。
プロ入りがかなわず、一度は遠回りしたように見えたこの4年間が、朝白龍を力士としてだけでなく、一人の人間として大きく成長させたのかもしれませんね。
朝白龍の力士情報
大学で輝かしい実績を残した朝白龍。待望のプロ入りを果たしたのは、2022年のことです。
入門したのは、名門・高砂部屋。 当時すでに23歳と、新弟子としては異例の年齢でしたが、これまでの実績が認められ、特別な措置で入門が許可されました。
そして、迎えた2023年1月場所。 ついに初土俵を踏みました!
すると、いきなりその実力が爆発! 翌3月場所では、序ノ口でなんと7戦全勝!見事に序ノ口優勝を飾りました。
実は、アマチュア時代は優勝経験がなかった朝白龍。これが彼の相撲人生で初めての優勝だったそうです。 初めての優勝が、プロの土俵での全勝優勝…なんてカッコよすぎるエピソードなんでしょう!
順調に番付を上げていた朝白龍関ですが、プロの世界は甘くありませんでした。
2024年の9月場所後、なんと稽古中に左膝の靭帯を断裂する大怪我を負ってしまいます。 普通なら休場するところですが、彼は手術をせず、痛みを抱えながらも土俵に上がり続けました。
しかし、怪我の影響は大きく、2場所連続で負け越し… 「もうダメか…」と心配したファンも多かったはずです。
でも、朝白龍は決して諦めませんでした。 2025年3月場所では、怪我をしてから初めての勝ち越し! そして、続く7月場所では、自己最高位の東幕下3枚目で、驚きの7戦全勝! 見事に幕下優勝を飾り、ついに十両昇進を確実にしたのです!
<朝白龍のプロフィール>
四股名 朝白龍
本名 ラグチャー・ジャミントクトホ
愛称 ハクリュー
生年月日 1999年1月8日(26歳)
出身地 モンゴル・ウランバートル市
身長 182.0cm
体重 144.0kg
所属部屋 高砂部屋
初土俵 2023年1月場所引用:Wikipedia
まとめ
・日本語力がネイティブレベル!
16歳で来日し、高校で日本語漬けの環境にいたことが理由。同じモンゴル出身の豊昇龍や欧勝馬と切磋琢磨し、努力を続けた結果、ネイティブのような話し方を身につけた。
・高校・大学での輝かしい学歴
「金の卵」として柏日体高等学校(現・日体大柏高校)に留学し、相撲部に所属。高校卒業後は拓殖大学国際学部に進学し、相撲と学業を両立した。この4年間で実力と人間性が大きく成長した。
・苦難を乗り越えて掴んだ十両昇進
23歳で高砂部屋に入門し、アマチュア時代にはなかった初優勝を序ノ口で達成。しかし、大怪我を負い2場所連続で負け越す。それでも諦めず、2025年7月場所で幕下全勝優勝を果たし、見事十両昇進を確実にした。
いかがだったでしょうか。
「苦労は力になる」という言葉を、まさに体現しているのが朝白龍です。
いよいよ新十両として土俵に上がる日が楽しみでなりません。これからの活躍を、心から応援しましょう!