相撲教習所とは?カリキュラムは?期間は?卒業はいつ?食事も出るの?

こんにちは。りんご桜です。

国技館の中に力士の学校があるのは、ご存知ですか?

その名も「相撲教習所」。気になりますね~。

今回は相撲教習所とは?カリキュラム・期間(卒業時期)・食事についてご紹介します。

相撲教習所とは?

相撲教習所は「力士になった後、力士が通う教育施設」で、新弟子検査に合格し、力士になったら必ず通わなければなりません。現在活躍中の横綱も大関も、親方も通った、いわば新人研修所みたいなものです。そして、その場所は「両国国技館」の中にあります。

私は、このブログを書くまでは、相撲教習所のことをよく知りませんでした。
相撲動作、体力づくりも学ぶと思いますが、相撲教習所は国技を継承していく力士として教養を身に着ける、とても大切な学びの場ではないかと私は考えています。

 

相撲教習所のカリキュラムは?

<相撲教習所で学ぶこと>
●相撲史…2000年とも言われ、相撲の歴史を学びます。
●運動医学…人体模型を使いながら体の仕組みを覚えていきます。
●国語(書道)…国語では習字も行います。
●相撲甚句…巡業などでは、若い力士によって、披露されます。
●修行心得…土俵の所作をはじめ力士としての心得を学びます。
●実技…ランニング、四股やすり足、相撲体操といったきそ運動に始まり、稽古は実力や経験に応じて3つの土俵に分かれて行われます。

≪指導員≫
<教養講座>
大学の先生を招いて、1時間ほどの講義が行われます。
<実技>
・指導員の親方
・現役指導員…現役の力士が対象で自分の部屋の兄弟子が任命されることもあります。

歴史から相撲甚句、実技まで沢山のことを学びますね。相撲の色々を知りたい私は、一緒に学びたいくらいです。

 

相撲教習所の期間は?卒業はいつ?

相撲教習所に通う期間は、原則6か月間と定められています。卒業は6か月後です。

その教育期間の間、本場所がありますが、場所に出場することは「実習」として認められています。
東京にしか教習所はなく、新弟子は地方場所で力士として出場するので、6か月間の教育といっても実質的な教育時間数は、かなり少なくなります。
ただし幕下付出しで入門した力士は、教習が一部免除されることがあり、さらに入門から半年以内に十両に昇進し「関取」となった場合も、その時点で教習所に通うことが免除となります。
また、現役力士・碧山はこの教習所に日本語の勉強をするために1年間通っていたようですよ。

例えば5月場所が初土俵の場合、こんな感じです。

5月: 5月場所(前相撲)
6月: 教習所へ通学、入学
7月: 7月場所(名古屋)
8月: 教習所へ通学
9月: 9月場所(東京)
10月:教習所へ通学、卒業

本場所もありますし、普段の日は部屋での稽古もあるので、かなりハードな6か月になりそうですね。

相撲教習所は食事も出るの?

相撲教習所のお昼の食事は国技館の地下食堂で食べます。
オムライス、スパゲティ、カレーライスなど、メニューも豊富です。
実技も座学もした後、お昼は、かなりおなかぺこぺこでしょうね。
きっと教習所の楽しみはこの地下食堂で食べるお昼の時間かもしれませんね。
今、国技館のおみやげで人気の「国技館カレー」は、この地下食堂のカレーライスを再現したものになります。若き頃の力士が、だれでも食べた思い出の味をぜひ食べてみたいですね。
国技館へ行ったら、おみやげには「国技館カレー」は絶対買いですね。

 

まとめ

・相撲教習所は、力士になった後、力士が通う教育施設。場所は「両国国技館」の中にあります。

・相撲史・運動医学・国語(書道)相撲甚句・修行心得・実技を学びます。

・教養講座は、大学の先生による1時間ほどの講義が行われます。実技は、親方や兄弟子から指導を受けます。

・相撲教習所に通う期間は、原則6か月間と定められています。卒業は6か月後です。

・相撲教習所のお昼の食事は、国技館の地下食堂になります。
オムライス、スパゲティ、カレーライスなど、メニューも豊富です。

いかがだったでしょうか?相撲教習所は相撲の基礎を学ぶ場所であり、同じ時期に初土俵に立つ、いわゆる同期とも交流が持てるところ。
ライバルでもありますが、ぜひお互い支え合い、力を出し合える仲になってもらいたいなと私は思います。

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